万葉の旅

牛窓

2010/5/22
K-7

牛窓の 波の潮騒 島響とよみ 寄そりし君は 逢はずかもあらむ

巻11−2731
牛窓の波が立って潮騒が島を響かせるように言い寄られたあなたは、もう私に逢いには来てはくださらないのでしょうか。


牛窓神社の鳥居のそば、前島を背にして歌碑が立っている。


万葉歌碑の前から続く長い石段を登ると、牛窓神社の立派な随身門が見えてくる。『備前国風土記』には牛窓の由来が次のように書かれている。神功皇后のみ舟、備前の海上を過ぎたまひし時、大きな牛あり、出でてみ舟を覆さむとしき。住吉の明神、老翁と化りて、其の角を以ちて投げ倒したまひき。故に其の處を名づけて牛轉(うしまろひ)と曰ひき。今、牛窓と云ふは訛まれるなり。


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