万葉の旅

碓氷

2010/11/5
K-7


碓氷峠熊野神社近くの見晴台から見た碓氷峠の山々。

日の暮れに碓氷の山を越ゆる日は
背なのが袖もさやに振らしつ
巻14−3402
右は上野の国の歌

日暮れに碓氷の山を越えた日に、あの人が目につくほどはっきりと袖を振っていた。

ひな曇り碓氷の坂を越えしだに
妹が恋しく忘らえぬかも
巻20−4407
右の一首は他田部子磐前

薄日がさす碓氷の坂を越える時、
妻が恋しくて忘れられない。

東国から碓氷峠を越えて九州へ向かう防人が、別れの悲しさ・寂しさを歌ったものとされている。

この歌碑は見晴台にある。
左の石に2首書かれている。
右の石は説明書きのようだ。



見晴台入口。


「日の暮れに」の歌碑は高崎市の石碑之路にもある。

●碓氷峠付近散策

峠の頂上にある熊野神社。

力餅のしげの屋は群馬と長野の県境に建っている。
 
万葉集とは無関係だが、碓氷峠には数字歌碑が3基ある。2基は見つけたが1基は見落とした。
見落とした1基だが、「一つ家の歌碑」という標識を見つけたものの、標識の方向が違うのか歌碑を見つけられなかった。
八万三千八 三六九三三四七 一八二 四五十三二四六 百四億四百
山道は 寒く淋しな 一つ家に 夜毎身に凍む ももよおくしも

力餅しげの屋駐車場奥の歌碑。
四四八四四 七二八億十百 三九二二三
四九十四万万四 二三四万六一十

よしやよし 何は置くとも み国ふみ
よくぞ読ままし ふみよまむひと

熊野神社左手、碓氷山荘食堂前の歌碑。
四八八三十 一十八五二十百 万三三千二
五十四六一十八 三千百万四八四

世は闇と 人は言ふとも 正道(まさみち)に
勤しむ人は 道も迷はじ


万葉の旅|次へ|