眼鏡橋巡礼フォトギャラリー(27) 院内の石橋巡り 2016/6/30 K-7  参考サイト院内町の石橋群


大分県宇佐市院内町は石橋が最も多い町で、桁橋を含めて75基の石橋が確認されいる。
院内町は何度かたずねているが、国登録、県指定、市指定となっている石橋を中心に選び、ガードレールがある橋、コンクリートで拡幅されている橋は
除外した。また、2012年にたずねた院内の小さな橋に掲載済みの橋も除外した。その結果、14基が残った。5〜6時間でまわるには適度な数である。

当日、午前中はときどき小雨が降り、午後から曇りだった。影が出ないので石橋を撮るには絶好の天気だった。
道路沿いに緑色の案内板が整備されていて、石橋展望所が設けられているところもあった。
                               

橋 名

指定

連数

所在地

架橋川名

架橋年

石 工

備 考

鳥居橋 5連 香下〜新洞 恵良川 大正5年(1916) 松田新之助  
一の橋 1連 北山 北山川 明治26年(1893) 加来由造、小野萬吉 神社への参道に架かる
櫛野橋 1連 櫛野〜香下 恵良川 大正12年(1923) 岩淵万吉  
御沓橋 3連 御沓〜二日市 恵良川 大正14年(1925) 松田新之助 院内町で最長59m
御仮屋橋 1連 小稲 高並川 明治25年(1892)    
橋詰水路橋 1連 小稲 高並川 江戸末期    
荒瀬橋 2連 副〜大副 恵良川 大正2年(1913) 松田新之助 院内町で最高18.3m
原口水路橋   1連 原口 日岳川 大正末期    
山の迫水路橋   1連 原口 山の迫谷川 大正2年(1913)    
富士見橋 3連 斎藤 恵良川 大正14年(1925) 松田新之助、吉村万太郎  
宮の瀬橋 1連 斎藤 院内川 明治40年(1907) 松田新之助 松田新之助の第一作
トイノモト橋   1連 月俣 院内川 明治末期 日野宝作  
西光寺橋 1連 月俣 院内川 江戸末期   旧西光寺への参道橋
分寺橋 3連 下余〜温見 恵良川 昭和20年(1945) 高名繁善  

■鳥居橋
高速道路からのアクセスがよく、形が美しいことなどの理由で、院内町では最もよく知られているのではないかと思う。



 
橋面は舗装されていて、自動車が通行できる。

■一の橋
市道から神社への参道に架かっている。筆者は小さな橋が好みであるが、この橋もそのうちのひとつ。

 


櫛野橋
国道387号線の旧道に架かっている橋で、重量感がある。

 




近くの畑で見かけた風景。この時期は生き物たちがみずみずしい。

御沓(みくつ)橋
下流に展望所があり、ほぼ真横から見ることができる。夜間はライトアップされるそうだ。


橋のたもとに架橋記念碑。工事費は2万円かかったそうだ。現在の貨幣
価値では米価換算で約2000万円。2億円でもできないだろう。





御仮屋橋
高並神社の神輿が安置されている御仮屋に通じる橋が名前の由来。新しい橋のすぐそばに架かっている。草でおおわれた姿がいい感じである。


橋詰水路橋
少し分かりにくいところにある。道路沿いに案内図があった。これにしたがって進むと容易に到達できた。
この水路橋は、水路専用ではなく歩道を兼ねている。


正面に見えるのが糸永家。


糸永家の庭では、芙蓉の花が雨にぬれていた。上品な花だ。


川に降りて撮りたかったが、道が滑りやすく、水量が多かったので断念した。

荒瀬橋
道の駅いんないから徒歩で見学でき、国道橋からも遠望できる。夜間はライトアップされるそうだ。



 

原口水路橋
水路と歩道が兼用であるが、水路は土や落ち葉でつぶれていた。引きのない場所で、林の中から木をよけて何とか撮影できた。


山の迫水路橋
手前にある川に流れ込む細流の上に架かっている。表面は草におおわれ水路はつぶれているようだ。小さいがいい雰囲気の橋である。


富士見橋
晴れていたら由布岳(豊後富士)が見えるそうだ。工事途中で崩落したそうだが、石工の松田新之助が私財を投じて完成させたという。



 

宮の瀬橋
渓谷にかかる橋で水路橋を兼ねていたそうだが、水路はつぶれていた。


トイノモト橋
幅1mほどの水路兼用の橋。水路の樋(とい)がかけられていたことから、この名が付いた。




西光寺橋
旧西光寺への参道に架けられていた橋で、対岸には石段が残っている。



 

分寺(ぶじ)橋
大正初期に4連の石橋として建造されたが、昭和20年に3連の石橋に改修された。展望公園があり、夜間はライトアップされるそうだ。