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の
民
家
・
町
並
み
参宮客の台所・伊勢河崎
JR参宮線伊勢市駅
から徒歩約15分。
2002.5.26
CAMEDIA E-100RS
古い道標が立つ河崎の町並み。
お伊勢参りが庶民に広まったのは室町時代であるが、最も盛んだったのは江戸時代末期。「おかげ参り」」と呼ばれた集団での参宮が社会現象となった。当時の人口は2000万〜3000万人と推定されているが、半年間で約400万人以上もの人が全国から伊勢へやってきたという。
参宮客をもてなす食糧は、船で勢田川をさかのぼって河崎へ運ばれた。山形をした屋根のある側に出入口を設けた「妻入り」の民家が今も立ち並び、かっての繁栄をしのばせてくれる。
内宮前のおはらい町が10年をかけてよみがえったように、河崎の町も再生へ向けての運動が展開されている。5年後くらいにもう一度たずねてみたいと思う。
「濡れガラス」と呼ぶ防腐剤が塗られた倉庫。
かっての中橋の親柱。 川沿沿いの風景。 伊勢河崎商人館として整備中の旧小川邸。伊勢神宮・外宮。