石造仁王の構図〜福岡県北九州市

延命寺の仁王  2011/9/5 K20D


国道3号線に面して、小倉北区上富野に延命寺がある。路面電車が走っていたころには、近くに延命寺という停留所があった。
石段の両側に小さな仁王が立っていて、国道からもよく見え、ここに仁王像があることは30年くらい前から知っていた。
仁王像を本格的に撮り始めて10数年になるが、なぜかここの仁王像を撮れないまま時間だけがすぎた。



寺の起源は平安時代にさかのぼるが、江戸時代に赤坂山上に延命寺を移した。
小倉城の東北の鬼門に当たることから、山号は東北山とされた。入口の左の仁王像の下の石柱にも東北山と刻まれている。
幕末の戦火で焼け落ちたが、観音堂に残されていた仏像を移して、大正3年(1914)に黄檗宗東北山延命寺が現在の地に再建された。

今まで一度も立ち寄ったことのない延命寺。石段を上って境内に入ると、何とそこにも仁王像があった。
2mくらいの堂々とした仁王像で、造形も美しい。大正3年の再建時に造立されたものであろう。

 


ツツジを背にした仁王。 2013/5/14 EOS 7D

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