筑豊電鉄は北九州市の西部・黒崎より西鉄北九州市内線から南へ分岐して直方に至る全長わずか15.4キロのミニ私鉄である。
1979年2月11日の福岡市内線廃止、1980年11月1日の北九州北方線廃止、北九州市内線での利用客の減少、そして筑豊一帯のローカル線廃止問題と周辺の状況が悪化しているのに対して、筑豊電鉄の利用客は沿線のベッドタウン化の進展によって順調に伸びている。
石炭最盛期には鉄都八幡と炭都直方を結ぶ「石炭電車」と呼ばれていたが、現在では1日6万人を運ぶ庶民の足として欠かせない。使用車両はレッドの1000形とイエローの2000形で、遠賀川鉄橋をガタゴトと走る姿はなかなか絵になる。
『鉄道ピクトリアル』1982年10月号 |