大正12年(1923)9月1日の関東大震災
で煉瓦建築の崩壊が激しかったことから、その
後、煉瓦建築は激減する。したがって、今に残
る煉瓦建築の名品は、ほとんどが明治期のもの
である。
わたしが煉瓦建築の美しさに魅了されたのは、
九州の天主堂撮影で出会ったカトリック教会で
あった。
以来、どれだけの数の煉瓦建築をたずねたか、
カウントしたことはないが、おそらく300ヶ
所くらいの煉瓦建築を見ているであろう。
煉瓦は土や焼き方によって色が変わる。さらに
歳月を経るにしたがい、煉瓦の色は変化してゆ
く。その微妙な色の違いが、建築に個性を与え
る。
まだ見ぬ煉瓦建築も多数あるが、北海道から九
州まで、わたしがたずねた数々の煉瓦建築の中
から、厳選して紹介する。
←鉄川与助の傑作、何とも美しい今村天主堂
(福岡県大刀洗町、大正2年建造)
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