桜紀行

明星桜

佐賀県伊万里市東山代町/ヤマザクラ/樹齢900年/県指定 2000/4/5

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明星桜の全景、下の田んぼから望遠レンズで。              薄日に映える花びら。

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   花びらは繊細だが、幹はゴツゴツした巨樹の顔。      桜の下には小さな石仏と黄水仙。


 明星桜の説明板より転載

           明星桜 佐賀県天然記念物第19号 平成5年(1993)3月31日指定

    桜はバラ科に属する落葉樹で、鑑賞用として公園等に広く栽培されています。また九州海岸付近の暖帯林、
    
特に照葉樹林の郷土の中で育ち、その寿命は100年前後といわれています。

    明星桜はヤマザクラ系で新葉とともに咲き、花は薄紅色を呈します。開花は3月末から4月初めで、ソメ
    イヨシノに対して4日から7日程早く、その姿は雄大で優雅な趣があります。
    
(注)2000年はソメイヨシノと同時期でした。満開は2日で、5日には散り始めました。

    根回り付近は石垣で囲まれ、根回り5m、樹高13m、枝張り東西21m・南北15m、幹周り2mのも
    のが4本分岐して成長しています。近年、明星桜そのものの樹勢が衰えてきたため平成8年に回復処置を
    行いました。処置後、樹勢は回復に向い、かっての旺盛さを取り戻しつつあります。

    明星桜の由来については、久安年間(1145−51)に松浦2代党祖源直の臣、浦内淡路守が東山代町脇
    野地区を開拓した際、望郷の念から京都の壬生寺より桜を持ち帰り植えたとする伝承があります。また名
    前の由来として、夜間同樹の下で火を焚いて眺めると、花びらが火に映えて明星の趣があるところから、
    明星桜と名付けられたといわれています。

    伊万里市内における桜では随一の老木で、また、代表的な巨木です。さらに、この種の桜は県内では他に
    見ることができず、学術的価値が高いものです。                     伊万里市教育委員会