近代化産業遺産 読書(よみかき)発電所施設

2012/10/12
K20D/16-45
  
読書発電所は大正10年(1921)から12年(1923)にかけて、大同電力(現在の関西電力)にようて、当時国内最大出力の水路式発電所施設として
建設された。木曽川の読書ダム(1960年竣工、かつてはダム上流に取水口があった)から取水された水は山中を貫く導水管を通り、途中柿其川
にかかる水路橋を経て、再び導水管で読書発電所まで運ばれている。
下の地図は、柿其水路橋のたもとに立っていた説明板であるが、読書発電所施設の位置関係が俯瞰できる。
柿其水路橋から読書発電所まで、直線距離で7kmくらいだろうか。柿其水路橋、桃介橋、読書発電所は国指定重要文化財。


柿其(かきぞれ)水路橋
全長142m、中央は2連アーチで、両端は桁橋になっている。

    

  
桃介(ももすけ)橋
発電所の建設資材の運搬路としてかけられた4径間の吊り橋で全長約248m。石、木、コンクリート、鉄で出来ている。
大同電力社長の福沢桃介の名をとって桃介橋とよばれている。
老朽化のため通行止めとなっていたが、1993年に修復され歩道として使用されている。


   
  
読書発電所
完成当時の出力は4万700キロワット、現在は11万4400キロワット。

   

導水管の途中から見る。
ここまでの高さは約35m。上段の導水管を含めた全長は約90m。
  
福沢桃介記念館、山の歴史館
   

福沢桃介が発電所完成まで過ごした別荘。

2階の窓から遠くに小さく桃介橋が見える。
  

山の歴史館は明治33年(1900)に建てられた森林管理事務所。

山で使われていたであろうトロッコ。

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