山頭火と歩く

小豆島

01.9.8
CAMEDIA E-100RS


昭和3年(1928)7月、山頭火は尾崎放哉の墓参のために小豆島に渡り、小豆島で5泊してい
る。山頭火は、土庄の酒屋で買った一升瓶を放哉の墓前に供えたという。

放哉と山頭火は、荻原井泉水門下の「層雲」の同人だったが、生前に会ったことはない。放哉が
小豆島で亡くなったのは大正15年、山頭火の放浪の旅がはじまったのも同じ年だった。放哉の
おわりのときは、山頭火のはじまりのときだった。

南郷庵(みなんごあん)・尾崎放哉記念館

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  土庄町西光寺の南郷庵跡地に、放哉が書き残したものを手がかりに1994年に尾崎放哉
  記念館として復元された。展示物も充実していて、放哉の書簡などを中心に、山頭火の書
  も数点ある。山頭火がおとずれたのは放哉の死の3年後、当時、南郷庵はまだあったのだ
  ろうか。


西光寺・尾崎放哉墓碑

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放哉の墓碑。むこうに西光寺五重塔。
山頭火はこの墓の前に座り、酒を飲
んだに違いない。

春の山のうしろから
烟(けむり)が出だした(放哉最後の句)
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小豆島は島四国八十八ヵ所。墓地近くには遍路道標。

放哉の句

  墓のうらに廻る


  せきをしてもひとり

  一日物云はず蝶の影さす

  入れ物がない両手でうける

  つくづく淋しい我が影よ動かして見る