山頭火と歩く

庄内

2018/4/18 K-5Us

昭和5年11月10日、山頭火は湯ノ原から小野屋に出て、久大本線沿いに湯平温泉へむかった。
その日の夜は、天神山の阿南屋に宿泊している。
天神山駅から庄内駅にかけて、同じような形態の句碑が3基ある。


此宿も悪くないけれど、いや、良い方だけれど、水に乏しく風呂を立てないのは困る、今夜も私は五六里歩いてきた身体そのまゝで寝なければならなかつた、もちろん湯屋なんかありはしないから。

今夜も水声がたえない、アルコールのおかげで辛うじて眠る、いろんな夢を見た、よい夢、わるい夢、懺悔の夢、故郷の夢、青春の夢、少年の夢、家庭の夢、僧院の夢、ずゐぶんいろんな夢を見るものだ。

味ふ――物そのものを味ふ――貧しい人は貧しさに徹する、愚かなものは愚かさに徹する――与へられた、といふよりも持つて生れた性情を尽す――そこに人生、いや、人生の意味があるのぢやあるまいか。


宿までかまきりついてきたか
天神山駅のすぐ庄内側


阿蘇がなつかしいりんだうの花
天神山駅と庄内駅の中間


大空の下にして御飯のひかり
庄内駅右手


2番目の句碑は、大分庄内ライオンズクラブの少し庄内側にあり、近くに地蔵の祠がある。


3番目の句碑は、庄内駅の桜の木の下にある。