1975年1月12日に山陰本線でSL列車のさよなら運転が行われ、山陰本線が完全に無煙化された後は、しばらく山陰本線をたずねることはなかった。久しぶりにたずねたのは、1976年8月28日だった。
1976年は、6月末に筑豊の貝島炭鉱から煙が消え、7月には大井川鉄道でSLが復活した年だった。以前に比べ撮影回数が激減していたこの時期、やはり鉄道が撮りたくて、この日、山陰本線へ撮影に出かけたのではないかと思う。
撮影ポイントはよくおぼえていないし、記憶を呼び起こすようなメモもないが、福江と長門二見の間のどこかで撮影したものと思われる。長い編成の特急「まつかぜ」、DF50やDD51がけん引する客車列車がネガに残されている。今となってみれば魅力的な車両であるが、当時はSLへの執着が強く、これらの列車をほとんど撮影しなかったのは本当に惜しいことをしたという思いが残る。
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