SLグラフィティ

  崎山〜油須原〜内田信号所
 
CanonFtb/35mm,50mm,135mm  MamiyaC330/105mm

田川線油須原



明治28(1895)年建造の石坂トンネルは、九州で一番古い鉄
道トンネル
。今は国の登録文化財。

田川線油須原は、わたしにとっては蒸気機関車の聖地だった。蒸
気機関車が展開する美しいシーンを求めて、何度油須原へ出かけ
たことだろうか。

油須原は上下列車とも駅に向かって登り勾配となっているが、崎
山側の勾配はゆるやかで、鉄橋をすぎると煙は弱くなる。内田側
は伊田から長い登り勾配。キュウロク(9600形蒸気機関車)1
台では坂を登るのは無理で、後藤寺から補機が付いた。午後3時
ごろにやって来る貨7494列車は前にも補機が付き3重連とな
る。油須原で後補機を切り離し、苅田港まで重連でゆく。

撮影ポイントは、下り列車は崎山側の鉄橋付近、上り列車は内田
側の築堤。この二つのポイントは、撮り方しだいで様々なアング
ルを提供してくれた。特に、遠く香春岳を望む内田側の築堤は素
晴らしかったが、後補機が煙に隠れることが多かった。したがっ
て、満足できる写真が撮れるまで、何度も油須原をたずねること
になった。

今は好んで、木造駅舎を撮影している
が、SL時代はほとんど撮影していない。

崎山の駅舎はよほど気に入ったのか、
1枚だけネガがあった。

元は信号所で、左手の建物が信号所
の施設。駅へ昇格した際に、右の駅舎
を増設したものである。

かなり補修が繰り返されているようであ
るが、今もほぼ同じ形で残っている。


崎山駅の油須原側に「九州菊」の酒造場があったが、今も健在である。 崎山〜油須原 1974/5/25


油須原駅を通過する。油須原 1974/11/3



前補機の重連・貨7494列車。



今は登録文化財となっている内田三連橋梁付近をゆく。


田川線のハイライト、香春岳が見える築堤をゆく。


この日は、前補機付きの重連+後補機の三重連だった。
内田信号所〜油須原 1973/4/7


後補機を従えて内田側の築堤をゆく。


左と同じ列車の通過を撮る。


年末にめずらしく雪が降った。葉が落ちた柿の木をアクセントにして撮ってみた。

内田信号所〜油須原 1973/12/30



崎山側の鉄橋を行く重連。午後8時ごろの貨7497が重連であったが、たまに日中に重連が来ることがあった。


今川の鉄橋を客車列車が通過する。 崎山〜油須原 1973/4/22


鉄橋を正面から見る。


今川の渓谷沿いを走る。




SLが現役の頃、カラーで撮影した写真はほとんどない。これは、筆者にとって貴重な1枚。1974/11/10


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