釜淵の滝

  岩手県花巻市湯本 2014/10/4 EOS 5D  花巻温泉「佳松園」の近く、県道123号線右手に標識が出ていて、
 遊歩道を約300m歩く。遊歩道はよく整備されていて、滝見用のデッキが設けられていた

宮沢賢治は「台川」という作品の中で、農学校の野外授業でここへやって来たときのことを書いている。
こんな工合で丁度よく釜淵に下りるんだ。遠くで鳥も鳴いてゐるし。下の方で渓がひどく鳴ってゐる。
事によるとこゝらの下が釜淵だ。一寸のぞいて見よう。
黒い松の幹とかれくさ。みんなぞろぞろいて来る。渓が見える。水が見える。波や白いも見える。
あゝまだ下だ。ずうっと下だ。釜淵は。ふちの上の滝へ平らになって水がするする急いで行く。それさへずうっと下なのだ。

この記述によると、当時は県道や遊歩道が整備されていなかったので、釜淵の滝へたどり着くにはかなり苦労したようだ。



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