滝紀行

那智山

 和歌山県那智勝浦町 2006/10/18 *istD
 国道42号線の那智駅前から北西へ県道43号線を約8km。

日本一の直爆、落差133mの那智大滝は那智一の滝ともよばれている。一の滝があるなら、二の滝、三の滝もあるのだろうかと、漠然と考えていた。そして、一の滝の上流に、二の滝、三の滝があることを最近知った。

二の滝、三の滝は、ガイドブックや案内板にも全く書かれていない。地形図を見ると、青岸渡寺への曲がりくねった坂道の途中から北へ道が書かれていて、那智原生林の中の川に滝の地図記号が2か所ある。これが、二の滝、三の滝だろう。

那智川の上流部にはふたつの谷がある。大門坂付近で北に分岐した東谷と那智大滝へ流れ込む本谷である。地図を見ると東谷には陰陽の滝と書かれている。那智山の滝で地図に名前が出ているのは、那智大滝と陰陽の滝のみ。

前日は大門坂駐車場に宿泊した。ほかに駐車している車はなくぐっすり眠れた。翌朝5時半起床、6時半に那智大滝の飛瀧(ひろう)神社前の駐車場へ移動。沢靴にはきかえ身支度を整えて、6時40分那智山への登山を開始した。


那智大滝の石碑と飛瀧神社の鳥居。  

 


 
 
雲消ゆる那智の高嶺に月たけて
  光をぬける滝の白糸
  西行法師

鎌倉積みの石段。
那智大滝前駐車場のすぐ近くに古色漂う石段がある。鎌倉積みという積み方だそうだが、どういう特徴があるのか分からない。しばらく行くと、遥拝所という平坦な場所に出る。再び短い石段があり、登り切ると車道に出る。この車道を進む。最後のカーブの所に墓所がある。この墓所の中を森の方へ進むと、那智山の入口である。
ここまで約15分。

森の中に入るとやがて登り坂になり、約15分歩くと下りに転じる。さらに10分くらい歩くと、本谷へ西から合流する西谷の流れがあり、すぐ先に本谷がある。ここが一の滝の落ち口から100mくらい上流の地点である。14日にかなり雨が降ったので水量が心配だったが、水量は少なく、靴をぬらすことなく西谷と本谷の流れを渡ることができた。
ここまで約40分。


本谷の流れ。正面が登山道。
   
川を左手に見ながら、踏み跡のはっきりした道を進む。道が途切れるところまで進み、川を渡って川の左側を進む。約10分で二の滝手前に出る。二の滝の前に出るには、石を伝って再び川を渡る。河原には大きな石が転がっているが、広い空間のむこうに、落差約20mの二の滝 (如意輪の滝)が落ちている。
ここまで約50分。



   
 
   
二の滝の右手の急坂を登る。坂を登り切ったところが三の滝への分岐。まっすぐ進めば烏帽子山方向へ。三の滝へは左へ下ると川に出る。川の右側の水際を50mくらい進むと三の滝前に出た。二の滝から約15分。沢靴をはいていたお陰で難なく水際を進むことができた。
ここまで約65分。


三の滝直前。右手の水際を進む。正面の右手に三の滝がある。

水際を渡って崖の向こうに出て、三の滝(馬頭観音の滝)が見えたときは感動的だった。落差約15mの小ぶりな滝であるが、青い大きな滝つぼを持っていて、今にも竜が飛び出して来そうな、ちょっと不気味だがいい雰囲気の滝である。なかなかこのような滝には出会えない。この滝に出会えたことは大収穫だった。ここは山中であるがケイタイの通話圏内。早速、ケイタイで写真を撮って送った。
   
 
   

/////  那智大滝(一の滝)グラフィティ /////
   






 




滝を見にゆく