美しき棚田 島根県柿木村の棚田 大井谷 2000.5.18


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      西側から見る大井谷中央部の棚田。

  大井谷地区は古文書「吉賀記」によると今から600年の昔、1397年から1427年の日
  本国が統一されてない戦国の頃、大内氏に仕えていた三浦重経の一族が未開のこの地に入り開
  拓したものと言われている。棚田においても室町時代から藩政時代に築かれたもので、古いも
  のでは約600年の歴史がある。

  現在、大井谷地区では戸数21戸、人口80人弱で、この内農家は18戸ですべて兼業農家で
  ある。棚田の水田面積は30年前の17haから、現在は10haに減少している。また、水田の
  作付けは減反政策や農家の高齢化・後継者不足・米価の低迷により約6haまで落ち込んでいる。

                                      柿木村役場作成資料より抜粋

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西斜面南の棚田。苗は手で植えられていた。

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西斜面南のさらに西にある棚田。

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田植えの終わった西斜面北の棚田。

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東斜面北の棚田。代かきが行なわれていた。
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東寄りの斜面から西の谷を見る。
傾いた太陽が水面に反射していた。

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土と水とをなじませ泥状にする。まるで硯の中
の墨のようだ。数日間すると、泥は水と分離し
粘土状に沈殿する


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棚田には機械が使えないところが多い。腰が痛
くならないですか、と声をかけたら腰を伸ばし
て話をしてくれた。

柿木村は、中国道の六日市インターから北へ20キロ弱である。棚田のある大井谷は、村役場からさらに5キロほど北へ行ったところにあり、場所は分かりやすかった。

大井谷に着いたのは6時半頃であったが、7時頃ようやく棚田に日が差しはじめた。広島ナンバーの車で撮影に来ていた人としばらく話をし、光線状態は午後の方がよさそうだったので、他の棚田を撮影し夕方再びおとずれた。

到着したのは3時半だった。太陽の位置は十分に高いものの、谷あいにあるため西側斜面には山影がかかりはじめていた。棚田は谷全体に階段状に石垣を積み上げて造成されていて、美しい景観を見せていた。

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  大井谷で見かけた龍の鏝絵


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