タノカンサァ 松元町の田の神 入佐(いりさ)田の神
   
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芋石と呼ばれる巨石を背に立つ入佐田
の神
享保12年(1727)/県指定
02.6.17 PentaxMZ3/17-28mm


   
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造立は亨保十二年十月二十三日(1727)で松元町十二体中、
最古の像である。丸彫りの僧体立像で高さ96センチ、幅40セ
ンチ、背後から見ると陽石に見える。永田川沿いの水田から離れ
た山中にあるのは非常に珍しい。かぶり物は笠だが、これもコシ
キのシキであろう。

右手にメシゲ、左手にスリコギを持っている。両肩から背にかけ
て縦三角形のものが刻んである。

裏側に次の刻字がある。
亨保十二年末年(1727年)
中央に「奉立田神宮 寄祈進 十月廿三日」
右側に「新村中誓衆 三十三人」

                    
(説明板より引用)

梅雨の最中、北九州は晴れていたが、南九州は夜中から雨が降り続いていた。入佐集落の県道沿いに立っている案内標識にしたがって、南への細い道を1kmくらい進む。コンクリートが真新しいので、最近舗装されたようだ。道に杉の枯葉が落ち、雨でぬれているためにすべりやすい。田の神は行き止まりの少し手前に立っていた。

うっそうとした杉林の中、雨のために光が弱く、朝10時ごろだというのに夕方のように暗い。入佐新村の同志が開田と稲の豊作を祈願して、この田の神像を立てたというが、あたりに田んぼはない。造立から約280年、当時このあたりは田んぼだったのか、それとも開田が実現しなかったのだろうか。


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田の神へむかう林道

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