天主堂巡礼 浜脇天主堂 長崎県五島市

   

 p-hamawaki.jpg (397715 バイト) 関連サイト 久賀島の天主堂

福江島の北に浮かぶ久賀(ひさか)島までは船で20分。島影が近づくにつれ、青い海原の向こうに一目でそれと分かる天主堂が迫ってくる。久賀島にはバスはなく、タクシーが1台という過疎の島。

港から天主堂までの道順を、福江へ向かうという女性に尋ねると、通りがかりの知人に頼んで軽トラックに便乗させてくれた。海を見下ろす坂道の途中でトラックを降りると、ゴシック風の聖堂が青空に向かって立っていた。

浜脇の信徒は、キリシタン弾圧の嵐を逃れ、18世紀に外海や黒島から移住してきた人々の子孫である。大半が漁業で生計を維持しているが、日曜のミサに備え、土曜日は網を入れずに休むという。

最初の聖堂は、明治14年に建造されたが、潮風にさらされて痛みが激しく、昭和8年に現在の聖堂を建造した。木造の旧聖堂は、島の北東部にある蕨町五輪(ごりん)に移築され、国指定の重要文化財として保存されている。

北部の久賀地区にある殉教の地・「牢屋の窄(さこ)」をたずねたのち、帰りは港までタクシーに乗る。「何もない島でしょう。ガソリンは農協か漁協でわけてもらいますが、車が故障したら福江に持ち込むしかありません。昔は5000人くらい住んでいましたが、今は800人くらいです。若い人はほとんどいません。中学を卒業したら、みーんなこの島を出て行きます。」と、運転手さんがつぶやいた。
   
07/10/19 *istDS2

   
   
[天主堂巡礼]