西海の燈台 関門海峡と響灘の燈台 部埼・白州・大藻路岩・蓋井島

todai-hesaki.jpg (62007 バイト)      関門海峡と響灘の燈台

 サクラの花が終わって浜大根の花が咲くころ、部埼(へさき)ではヒヨドリが渡りの季節を迎える。ヒヨドリたちは、部埼の森でひと休みしたのち海峡越えに挑む。ヒヨドリが舞う燈台下の波打ち際では、部埼沖での海難事故防止にその半生をささげた僧・清虚の像が、関門海峡を行き交う船の安全を今も見守っている。

 部埼燈台はイギリス人技師ブラントンの設計によるものであるが、半円形の基部の上に、円形の燈塔をのせた独特の形をしていて、ブラントン型と言われている。部埼燈台もブラントン型の特徴をよくとどめていて、いかにも明治を思わせる風格があり、白御影石の輝き、フランス製のレンズが可憐な美しさを見せてくれる。

 大藻路岩(おおもじいわ)燈標と白州燈台は、藍島(あいのしま)付近にあり、藍島へは1日3便の市営連絡船が運行されている。港から15分、海峡をぬけ響灘に入るあたりで、石造りの燈台が立つ台場鼻潮流信号所付近を通過する。前方には、ブラントンの設計の六連島の燈台も見える。

  雪景色の部埼燈台


  藍島は南北2キロほどの島で、南端の港から北端まで徒歩で30分くらいかかる。
  島の中央部から西方2・5キロの海上に白砂の島があり、白と黒の縞模様の白州燈台が海に浮かんで
  いるように見える。


todai-sirasu.jpg (55536 バイト) 藍島の北端には千畳敷と呼ばれる平らな岩場があり、小島や岩礁が点在している。海上約1キロ沖の大藻路岩に燈標が立っていて、純白の燈塔が青い海と空に映えて美しい。

 大藻路岩付近は絶好の釣り場で、北九州や下関から瀬渡し船が燈台をめざしてやってくる。

 はるか彼方には、瓢箪を縦に割って海に浮かべたような形の蓋井島が見え、明治45年(1912)建造の燈台を確認できる。

 
若松の響灘埋立地から見た夕暮れの白州燈台

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秋の陽光に輝く大藻路岩燈標、背後は蓋井島        断崖の上に立つ蓋井島燈台