寅さんが歩いた風景
  
第23作 翔んでる寅次郎 北海道支笏湖・白老町 06/6/16-17取材 *istD

北海道を旅する寅次郎、ひとり旅の娘・ひとみと知り合い、彼女が旅館のドラ息子の毒牙にかかろうとしているところを救う。ひとみはある会社の社長の息子との結婚をひかえており、何となく気が重く、そのことを寅次郎に話すと、寅次郎から賛沢だとたしなめられる。

数日後ひとみと邦夫の結婚式が豪華に行なわれていた。しかし、人形のような花嫁姿に耐えきれなくなったひとみは、ウエディングドレスのまま式場を飛び出し、タクシーに乗ると、思わず、寅次郎から聞いていた“柴又"と言ってしまう。花嫁姿のひとみがやってきて、“とらや"は大騒ぎ、そこへ、寅次郎がひょっこり帰ってきた。やがて、ひとみの母・絹子がむかえに来るが、ひとみは頑として家に帰ろうとせず、気持が落ちつくまで、ひとまず“とらや"であずかることにした。

ひとみを訪ねて邦夫がやってきた。失恋の経験豊富な寅次郎は、失恋も人生経験のひとつとなぐさめるのだった。それから間もなく、邦夫は近くの自動車修理工場で働き出した。彼はひとみを悪く言う父に反発し、家を出て会社も辞めて、好きなひとみの住む町で暮らそうと決心したのだ。邦夫の知らない一面を見てひとみは心を動かされ、改めて邦夫との結婚を決意する。

そして仲人を寅次郎に頼んできた。寅次郎にはつらい話だが、逃げ出すわけにはいかない。やがてひとみと邦夫の結婚式がささやかに行なわれた。寅次郎一世一代の仲人役は、てんやわんやだったが、結婚式は、心から二人を祝う人々にかこまれて盛りあがり、ひとみの唯一の肉親として出席していた絹子も感激の涙をこらえることができなかった。数日後、寅次郎は柴又を後に、旅に出るのだった。


支笏湖丸駒温泉旅館
ひとみを襲ったドラ息子の旅館。寅さんは、ひとみを襲ったことをネタにこの旅館にタダで泊る。
寅さんとドラ息子とのやりとりがおもしろかった。
1988年に新館が建てられ、大きな旅館になっていた。
映画では、旅館の前から裏の桟橋が見えていたが、今は湖が全く見えない。旅館の裏へまわってみると、桟橋があった。

白老町虎杖浜神社
ラストシーン、寅さんが商売をする神社。
晴れていれば後ろに海が見えるのだが、あいにくの天気だった。