寅さんが歩いた風景
  
第3作 フーテンの寅 長野県奈良井宿、三重県湯の山温泉

久しぶりに故郷柴又へ帰って来た寅さんに見合いの話があるという。翌日、見合い相手に会ってびっくり、相手は、知合いの駒子という旅館の女中だった。駒子は恋人の為吉と喧嘩して、腹いせに見合いをしたのだった。寅さんは、二人の仲を取り持ち、飲めや唄えのドンチャン騒ぎになった。それがもとで、叔父と大喧嘩し柴又を離れた。

寅さんは湯の山温泉で旅館の番頭になっていた。旅館のおかみ志津は美しい未亡人で、寅さんはひそかな想いを寄せていた。そんなある日、叔父夫婦が温泉旅行で、寅さんのいる旅館にやって来て、寅さんと鉢合わせ。二人は、温泉気分もそこそこに帰ってしまう。

数日後、志津の弟・信夫が恋人の芸者染奴に逢いに帰ってきた。寅さんは二人の仲を取り持ってやる。やがて志津の縁談がまとまり、寅さんは湯の山を去る。年が明けて、種子島行きの船の上で、乗客とにぎやかに談笑する寅さんの姿があった。

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 ■長野県奈良井宿 07/4/9取材

  この映画のトップシーン。

  風邪を引いた寅さんが泊まっていた「旅館ゑちごや」。そばをSLが走り、破れ障子からSLの煙
  が中へ入ってくる。寅さんがくしゃみをすると、障子が頭の上に落ちてくる。
  「落ち目だな〜」のセリフで、タイトルが出る。

  「ゑちごや」は現在も奈良井宿で営業している。
  ロケから36年たっているが、ロケ当時とあまり変わっていなかった。
  


 ■三重県湯の山温泉
 02/5/25取材

  第3作男はつらいよフーテンの寅のロケが行われたのは、三重県北部の菰野町にある湯の山 温泉。

  おいちゃんとおばちゃんが温泉旅行へやってくる。その温泉が湯の山温泉。泊まった旅館の番頭を
  していたのが寅さん。寅さんは、未亡人のおかみ志津(新珠三千代)にほれこんで、番頭を決め込
  み旅館に住み着いていた。

  ロケから30年以上、ロケ当時のものが残っているか心配であったが、湯の山温泉のバス停は様子
  が変わっていたものの、寅さんと志津の弟が対決する橋は、ほぼ昔のままの姿だった。

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湯の山温泉バス停。
おいちゃんとおばちゃんがここでバスを
降り、帰りには寅さんが見送る。
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寅さんと志津の弟が対決する蒼瀧橋。
刃物を突きつけられた寅さんは、橋から
転落して脳しんとうを起こして気絶する。