寅さんが歩いた風景
  
第37作 幸福の青い鳥(1/2) 萩市平安橋、下関市赤間神宮、関門汽船門司港桟橋


 筑豊の嘉穂劇場で、寅さんは昔ひいきにしていた旅役者一座の座長の訃報を耳に
した。焼香に行った寅さんは、残された娘・美保(志穂美悦子)に、商売物の青い
鳥の笛を渡し、東京へ出てくることがあったら柴又を訪ねるよう言い残した。

 東京にあこがれる美保は、しばらくして上京し、チンビラにからまれていたとこ
ろを健吾(長渕剛)に助けられる。健吾は風邪でダウン寸前の美保を、住み込みで
働いている看板屋の二階の自室に連れてゆき休ませてやる。

 元気になった美保は、とらやを訪れて寅さんと再会。寅さんの紹介で近くの中華
料理屋に就職した。一方、美保は展覧会で落選した健吾を慰めに行った。やけ気味
になっていた健吾は、美保に襲いかかる。それを振り切り、美保は外に飛び出した。

 数日後、健吾は柴又に来てとらやに入る。ダンゴとビールを注文した健吾は、そ
こにいた寅さんに、失恋したことを見破られる。健吾は出前にきた美保に会い、先
日の乱暴をわびて帰ってゆく。美保の胸の中で何かがはじけていた。

 新しい年が明けて、美保は健吾と婚約した。寅さんはそのころ、山あいの温泉場
で青い鳩の笛を売っていた。
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    関連ホームページ きてみいさんせ 赤間神宮


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明和年間(1770年頃)建造の平安橋。93/8/16



タイトルバックは、萩のお祭りの行列。行列が平
安橋にさしかかると、橋のたもとで寅さんがポン
シュウとバイしている。

寅さんがバイしているのは運動靴。バイを終えた
寅さんとポンシュウが、夕暮れ迫る新堀川沿いを
西へと歩いて行くところでタイトルが終わる。

つづいて、下関の赤間神宮に現れた寅さんはポン
シュウと一緒にバイする。寅さんは石段の左手で
鳥笛をバイ、ポンシュウは右手でコンピュータ占
いをする。

寅さんは、コンピュータ占いで南の方角がいいと
出たことから九州へ渡ることを決心し、ポンシュ
ウとここで別れる。

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安徳天皇をまつる赤間神宮。99/9/3

37-kanmon.jpg (106546 バイト)下関の唐戸から連絡船に乗った寅さん
は、門司港桟橋で下関へ渡るテキヤ仲
間のキューシューに会う。

ここでの寅さんのセリフ

  
俺とお前はお風呂のおなら
  前と後ろに泣き別れ


当時の桟橋は、門司港駅を降りるとす
ぐ左手にあったが、今は埋め立てられ
て桟橋までの距離がはなれた。

寅さんは、門司港から列車に乗って飯
塚へむかう。
    門司港桟橋へ進入する最新型の連絡船。2000/2/28