寅さんが歩いた風景
第42作 ぼくの伯父さん(1/3) |
茨城県/水郡線袋田駅
佐賀県/富士町三瀬峠、三日月町山王神社、千代雀酒造 |
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満男に泉(後藤久美子)から手紙が来た。泉は、満男の高校時代の後輩で、両親
が別居したため、叔母さんのいる佐賀へ転校していた。
満男の悩みに応じきれなくなっていたさくらは、旅から帰ってきた寅さんに頼む。
の飲み屋に満男を連れてゆき、満男が恋をしていることを聞きだす。調子に乗り飲
みすぎて二人とも泥酔。寅さんは、博と大げんかとなり家を飛び出す。
満男の恋の悩みは日に日に大きくなり、バイクで泉のいる佐賀に向かった。佐賀
で満男は偶然にも寅さんに出会い、二人はさっそく泉の家を訪れた。泉は叔母の家
に世話になっでいたが、その叔母さん(檀ふみ)に寅さんの心は乱れる。
泉の叔父(尾藤イサオ)は、旧家の格式を重んじる頑固な男。満男の恋はなかな
か思うように進まず、満男は泉の叔父とげんかし柴又へ帰ってしまう。若者の気持
ちを理解しょうともしない叔父に、寅さんはタンカを切ったあと、旅に出た。
柴又に戻った満男は、泉のことを忘れようにも忘れられず、年が明けてもなお心
にひっかかっていたが、ある日、家に帰ってみると泉が会いに来ていた。 |
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第43、44,45作へとつづくゴクミシリーズの第1弾。後藤久美子扮する泉は、葛飾高校から佐賀県
小城高校へ転校、満男は受験浪人中。
この作品から最終作の「寅次郎紅の花」までは、満男の恋の物語になっている。したがって、寅さんでは
なく、満男が歩いた風景の比率が高くなっている。また、徳永英明をBGMに使ったのも、この作品から
である。この作品では、満男が九州へバイクを走らせるシーンで、「風になりたい」が効果的に使われて
いた。
第42作では、ロケ地の千代雀酒造周辺と嘉瀬川の風景が素晴らしい。また、満男と泉が、バイクで泉の
母の生まれ故郷(富士町東畑瀬でロケ)をたずねるシーンが印象的だった。
冒頭のシーン。
列車の中で、寅さんが、若者に老人(尾形イッセー)に席を
譲れとしかる。老人扱いするなと突っぱねる老人とけんか
になり、外に出ろと言って列車を降りるのが水郡線袋田駅。
駅員になだめられ、ようやく仲直りをして、ご一行は次の
列車に乗る。
袋田駅は1996年に建てかえられたようだ。
新駅舎の左手に旧駅舎があった(02/9/21)
 
国道263号線旧道、第11カーブ(99/9/25) 三瀬トンネル入り口のモクモクハウス(99/9/25)
バイクで峠道にさしかかった満男は、カーブで対向してくるトラックを避けようとして転倒する。
それが、この第11カーブ。国道263号線旧道三瀬(みつぜ)峠の富士町寄りでロケされた。
転倒直後に通りかかった笹野高史扮するオジサンライダーに、傷の手当てを受け、カレーライスを
ご馳走になるのが「モクモクハウス」。有料道路の三瀬トンネル入り口手前にある。
その夜、ホテルの同じ部屋に泊まるが、オジサンライダーに迫られ、満男はホテルを飛び出す。
毎度、笹野高史がいい味を出していた。
バイクで佐賀へやって来た満男は、泉が
寄宿している叔母さんの家を訪ねる。
佐賀市内から国道34号線で、嘉瀬川橋
を渡ると三日月町へ入る。嘉瀬川橋を渡
ってすぐ右折すると、この山王神社への
道に出る。
満男は国道207号線から嘉瀬川の土手
に出て、国道34号とクロスする地点ま
で土手の道を北へと走っている。
山王神社前を左に行った先に、泉が寄宿
している家がある。
この山王神社は、後日、泉と満男が待ち
合わせする場所としても登場する。
国道側から見た山王神社付近、右は嘉瀬川の土手(99/8/31)
ロケ地となった古川家の住居は、千
代雀酒造の建物群のひとつである。
左手のクスの木の下あたりに住居が
ある。
映画では千代雀酒造は煙突がチラッ
と見える程度であったが、高い煉瓦
の煙突、伝統的な日本家屋が素晴ら
しい。
国道34号線から見た千代雀酒造全景(99/9/25)
満男は右手の生垣付近でバイクを止め、
奥に向かって声をかけるが返答がない。
そのとき、遠くで話し声が聞こえる。
泉が友だちと別れの挨拶をしてこちらへ
来るところ。蔵のあたりで、泉は満男に
気が付いて駆け寄る。
その夜、満男は旅館で偶然に寅さんと出
会い、翌日、満男は寅さんを伴って、再
びここを訪れる。
煉瓦と白壁の蔵が印象的な古川家の入り口付近(99/8/31)
[寅さんが歩いた風景][ぼくの伯父さん(2/3)] |