寅さんが歩いた風景
第43作 寅次郎の休日(1/2) 日田市皿山、耶馬溪町馬溪橋、日田市安心院製材所 |
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満男の初恋の相手で今は名古屋に住んでいる泉(後藤久美子)が現れた。泉の両
親は別居中で、それに耐えられない泉は、父に会い戻ってくるよう説得しょうと、
東京へ出てきた。しかし、泉の父は会社を辞め、相手の女性の実家がある大分県日
田へ転居していた。東京駅まで泉を見送りに行った満男は、日田へゆくという泉と
そのまま列車に乗り込んで一緒に九州まで行ってしまう。
満男のとつぴな行動にただ当惑するさくらに、旅から帰ってきた寅さんが、いつ
までも子ども扱いするから一人前になれないんだ、と説教する。ところが、泉の母
礼子(夏木マリ)の出現でコロリと態度を変え、寅さんは礼子をせきたて出て行く。
一方、泉と満男は日田で父・一男(寺尾聴)を探しあてた。だが、一男の相手の
女性(宮崎美子)にもの静かさと慎ましやかさを感じた泉は、一男は再び戻っては
こないと確信した。さびしそうに肩を落す泉を、満男は優しくなぐさめた。
後を追って来た寅さんと礼子が、満男と泉に合流。その夜、四人は天瀬温泉に泊
まり、女中さんに家族と間違えられる。すっかりその気になった寅さんだったが、
翌朝、礼子と泉は置手紙を残して去っていってしまう。 |
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泉は、佐賀から転居し名古屋の高校に通学している。満男は大学生。ゴクミシリーズの第2作。
この43作の頃から、渥美清さんの体調は悪化したようで、声がかすれている。
関連ホームページ 日田市ホームページ
冒頭の夢のシーンのシシオドシの音と日田市
皿山の唐臼の音が重なり、小鹿田(おんた)
の窯元の縁側でうたた寝をしていた寅さんが
目をさます。
そして、窯元の奥さんにお礼を言って、坂道
を下りて行くと、タイトルバックへと場面が
展開する。
寅さんは、時々とんでもない場所に現れるが、
ここ小鹿田もそのひとつである。
寅さんの商売やストーリーの展開から考える
と、小鹿田は全く関連性がないし、ちょっと
立ち寄るには不便な所にある。
しかし、映画を見ているとなんともいい雰囲
気で、そういう理屈はどうでもよいと思えて
くる。
ロケが行われた小鹿田焼の窯元と唐臼。
99/9/18 PentaxMZ3/28-70mm
第43作のタイトルバックに登場する
のは、大正15年建造の馬溪橋。寅さ
んが、右から左へと石橋を渡ってゆく。
寅さんはいくつかの石橋を渡っている。
第21作が熊本県矢部町の通潤橋、第
28作が福岡県甘木市の秋月眼鏡橋、
第45作が宮崎県日南市の堀川橋、そ
して、この馬溪橋である。
寅さんにとって、橋は通過点にすぎな
いが、第45作では堀川橋から物語が
始まる。この43作では、堂々とタイ
トルに使われているのがうれしい。
馬溪橋へは何度か行っているが、最初
映画を観たときには馬溪橋とは気付か
なかった。写真と映画を見比べて、よ
うやく馬溪橋であることが分かった。
冬枯れの山国川、夕陽に染まる馬溪橋。94/1/4
NikonF4s/24-50mm
泉の父親に会うために日田にやっ
て来た泉と満男が、父親の勤める
製材所を訪ねる。父親は休みで不
在のため豆田町へ向かう。
事務所は土蔵造りで、この事務所
の裏にもう1棟、土蔵造りの建物
があった。
この製材所は三隈川沿いの銭渕橋
のたもとにあり、事務所の前から、
対岸の鵜飼船や亀山公園がよく見
える。
土蔵造りの安心院製材所。99/8/25
PentaxMZ3/28-70mm
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