寅さんが歩いた風景 第44作寅次郎の告白(1/3) 岐阜県中津川市落合川/奥恵那峡
鳥取市若桜橋、倉吉市打吹公園/白壁土蔵群

 満男が想いをよせる泉(後藤久美子)が、楽器店に就職の面接のため上京してき
た。翌日の面接に満男が付き添っていったが、就職はうまくいかず、泉は失意のう
ちに名古屋に帰っていつた。

 しばらくして満男のもとに泉から手紙がきた。鳥取からで文面はさびしいものだ
った。そこへ泉の母・礼子(夏木マリ)から泉の家出を知らせる電話が入つた。満
男はさくらが止めるのをふりきり、家を飛び出し鳥取砂丘へむかう。

 山陰を旅していた寅次郎は、偶然にも泉に出会う。懐かしい寅次郎の顔を見た途
端、泉は泣きだしていた。翌日、泉は鳥取砂丘で満男と再会したが、満男は寅次郎
が一緒にいるのにピックリ。寅次郎は、とある料理屋に二人を案内した。

 料理屋の女将の聖子(吉田日出子)は、昔、寅次郎が惚れた女性だった。その後
聖子は板前と結婚したが、夫を事故で亡くし今はひとり暮しだった。

 寅次郎・満男と会って気持ちがなごんだ泉は、母親の再婚を祝福する気持ちにな
り、満男ともに名古屋へと帰っていった。寅次郎は鳥取駅で二人を見送る。
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   泉   おじちゃま、色々ありがとう。

   寅さん うん、おかあちゃんと仲良くな。
       女だから、時々寂しくなることもあるんだよ。
       お前、娘だから、そこんところをよく分かってやれよ、な!

   満男  おじさんは寂しくなることないの?
   寅さん バカヤロウ、俺は男だい。
       寂しさなんてのはな、歩いてるうちに風が吹き飛ばしてくれらあ。


倉吉観光情報


鳥取市









   落合川、奥恵那峡 2007.4.11

      川が流れております。
      岸辺の草花を洗いながら、たゆまず流れ続ける川をながめますと、何やらわたくしの心まで洗い流される気がしてまいります。
      そうしていつしか思い起こされるのは、わたくしのガキの頃のことでございます。
      わたくしは川のほとりで生まれ、川で遊び、川をながめながら育ったのでございます。
      祭りから祭りへのしがない旅の道すがら、きれいな川の流れに出会いますと、ふと足をとめ、柄にもなく物悲しい気分になって
      川をながめてしまうのはそのせいかも知れません。


    という寅さんの語りでこの映画ははじまる。
    落合川駅へ降り立った寅さんとポンシュウはバスに乗り遅れる。
    ここで、「男はつらいよ」のタイトルが出る。
    恵那峡下りの観光船にも乗り遅れ、結局、夫婦の船に便乗して恵那峡を下ってゆく。

    
    
語りの冒頭部分に登場する落合川駅付近の木曽川の鉄橋。

    
    
落合川駅。左手の桜のあたりに、茶色の瓦屋根の貸ボート屋さんがあったが取り壊されていた。

    
    夫婦の船に便乗する恵那峡下り船乗り場跡付近。この鉄橋は北恵那鉄道の廃線跡。
    北恵那鉄道は1978年に廃止されたが、廃止から30年近くたってもこの鉄橋は残っている。


   若桜(わかさ)橋 2000.4.29

    傘踊りでにぎわう鳥取市へやってきた寅さん・ポンシュウ・サブの3人は、若桜橋の近くで商売をする。

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    若桜橋は鳥取市の中心部・国道53号線上に架かる。 傘がデザインされたカラフルな蓋。


   打吹(うつぶき)公園 2000.4.13

    東京の楽器店への就職がうまく行かず、その上母親の再婚問題で悩んでいた泉は、鳥取へ傷心の旅に出る。
    倉吉の打吹公園から校庭のブラスバンドの練習風景を見て、高校時代をしみじみと回想する。

    
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    泉は柵の上に手をのせて、ぼんやりと校庭をながめる。 ここは櫻の名
所、4月の花見時が一番賑わう。


   白壁土蔵群 2000.4.28

    泉は、倉吉の白壁土蔵群を散策して、小さな駄菓子屋に立ち寄りアンパンを買う。その店のおばあちゃん
    から一緒に夕食を食べようとさそわれ、とうふを買いに行く。その帰りに、偶然にも寅さんと出会う。


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    おばあちゃんが経営する駄菓子屋は左から2軒目。寅さんが左の道、泉が右の道を歩いていて出会う。

    おばあちゃん役の杉山とく子さんがいい味を出していた。三味線をひきながら、「何の因果で貝殻こぎ習
    ろた」としわがれ声で歌うこの地方の民謡貝殻節もよかった。


■■■ 倉吉/町並みウォッチング ■■■

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白壁土蔵群

酒屋さんの店頭

エキゾチックな大蓮寺

旧国立第三銀行