寅さんが歩いた風景 47作拝啓車寅次郎様

 

寅さんは琵琶湖のほとりで、写真を撮っている典子と出会う。典子(かたせ梨乃)
が足を滑らせて腕を脱臼する。それを助けたことが縁でふたりは親しくなる。近く
の民宿に泊まり、お互いのことを話す。典子の腕の具合も少しよくなったので、長
浜の祭りを見に行こうということになり、出かけようとしているところへ典子の夫
が迎えに来たため、寅さんは典子に別れを告げる。

一方、満男は長浜にいる先輩・川井(山田雅人)から祭りを見に来るように誘われ
出かける。そこには川井の妹・菜穂(牧瀬里穂)がいた。出会った当初はぎくしゃ
くするが、やがてふたりは親しくなる。

長浜の祭りへ出かけた寅さんは、満男と菜穂に出会う。寅さんは、菜穂に、満男を
よろしくと短い言葉を残してひとごみ中へ消えて行く。川井のねらいは、満男と菜
穂を結婚させ、満男に長浜へ来てもらい一緒に事業を手伝ってほしい、ということ
だったが、ひとりよがりの兄の言動が菜穂を怒らせ、話は頓挫してしまう。

柴又で満男と再会した寅さんは、典子の様子を見に行きたいので、典子の住む鎌倉
へ連れて行ってほしいと言う。典子の元気そうな姿を遠くから見た寅さんは、再び
旅に出る。


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  ■ 新潟県上越市高田 04/4/29 CAMEDIA C-5060

    プロローグ。

    寅さんが雪よけの雁木のある町並みを歩いている。町の一角にあるレコード店の店頭で演歌歌手(小林幸子)が
    歌を歌っている。道行く人はあまり興味を示さない。

    場面がかわって郵便局の中、寅さんが柴又へのはがきを書いている。そこへ、演歌歌手がやって来る。寅さん
    が声をかける。「あんたの歌、とてもよかったよ」と言って歌手をはげます。


上越高田には雁木の町並みがかなり残っている。

高田駅前郵便局は様変わりしていた。

  ■ 新潟県上越市春日山神社 04/4/29 CAMEDIA C-5060

イトルバック。

上杉謙信の居城・春日山城跡の麓、春日山神社の鳥居のそばで、寅さん、ポンシュウ(関敬六)、さぶが暦をバイしている。

そこへ武者姿の一団がやって来る。寅さんが冗談を言いながら手相を見る。暦を買わずに行こうとする武者をさぶが追いかけ、鎧をひっぱって壊し騒動になる。



 
 

  ■ 滋賀県菅浦 02/5/23 CAMEDIA E-100RS  関連ページ かくれ里紀行/菅浦

    琵琶湖湖畔の朝、典子が朝食代わりのサンドイッチを食べていると、寅さんが通りがかり、「景色の
    いいところで食べると、うめぇだろ」と声をかけ、典子はにっこりうなづく。

    2度目にあった時の寅さんと紀子の会話

      寅さん「何写すんだい、水ばっかりで何もありゃしねぇじゃねぇか」
      
典子 「何もないからいいのよ、ただ水と光だけ」
      
寅さん「へぇー、そういうもんかね。大変だね、この道楽も金がかかって」
      
典子 「まるで爪に火をともすように節約して、レンズ買ったりカメラ買ったり」
      
寅さん「ふーん、車に乗って一年中旅暮らしか」
      
典子 「一年中だなんて、そんなことできたらどんなにいいだろう。現実はね、
          せいぜい一週間よ。でもね、この一週間のために一年があるの」


    その直後、典子がころんで腕を脱臼する。
    寅さんは、近所の整骨院へ典子を連れて行き、脱臼を直してもらう。
    その日は、近くの民宿に泊まる。寅さんの楽しい話に、会話も弾み、典子は元気を取り戻す。


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      寅さんと典子が出会う海岸。       寅さんと典子が泊まった民宿。

  ■ 滋賀県長浜 02/5/24 CAMEDIA E-100RS

    菜穂は満男に寝顔を見られたことに腹を立てる。
    満男を連れて長浜の町を案内するが、ふたりはぎくしゃくして、会話もかみ合わない。
    やがて、ちょっとしたきっかけで菜穂の機嫌が直り、ふたりは親しくなる。


       菜穂  大通寺。真宗大谷派のお寺です。お寺に興味ありますか。
       
満男  別に。
       菜穂  あそこに見えるのが加賀の千代女の歌碑です。そばで見たいですか。
       
満男  あ、誰だっけ、加賀の千代女って 。
       菜穂  知らないんなら、見てもしゃーないわ。

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満男と菜穂が歩いた大通寺山門と白壁の塀。
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大通寺境内の加賀千代女の歌碑。
手をあげよ
おなじ
流れに
すむ蛙

日かげの
わらび
腰を
のしかね


このように
8行に分け
て、書かれ
ている

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満男と菜穂が喧嘩別れする橋。ふたりがお茶を飲む店。  この付近で満男がつまずく。

   ■ 江ノ電鎌倉高校前 02/9/24 CAMEDIA E-100RS

    寅さんは、満男の運転で、鎌倉へ典子の様子を見に出かける。
    車の中から、元気そうな典子の姿を見て、安心してその場を立ち去る。
    そして、江ノ電鎌倉高校前駅のホームで満男と別れて旅に出る。

     満男  宮典子さんて、きれいな人だな。琵琶湖のほとりであんな人に恋をしていたのか、おじさんは。
     
寅さん そんなことしてねぇよ。ただぼんやりとながめてただけだね。
     満男  きれいだと思ってかい。
     
寅さん そりゃそうだよ。
     満男  それが恋っていうもんじゃないのか。
     
寅さん うるせぇな。

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     寅さんが腰掛けたベンチでは高校生がケイタイに夢中。国道を介して七里ヶ浜海岸。江ノ島が見える。

      拝啓、車寅次郎様。
      おじさん、ぼくはこの頃、おじさんに似てきたと言われます。
      言う人は悪口のつもりなんだけど、ぼくには、それが悪口に聞こえないのです。
      おじさんは、他人の哀しみや寂しさをよく理解できる人間なんだ。
      その点において、ぼくはおじさんを認めているからです。


  ■ 長崎県雲仙温泉 01/7/3 CAMEDIA E-100RS

    第47作拝啓車寅次郎様のラストシーンは、雲仙温泉でロケされた。普賢岳の大噴火で、雲仙温泉も温泉客が
    激減し大きな打撃を受けた。ロケが行われた1994年は、噴火もおさまっていた。


    雲仙温泉でバスを待つ寅さんとポンシュウ(関敬六)。待ちくたびれたふたりは歩き出す。そこへ、のぼりを立
    てた車が通り過ぎ、停車すると車の中から女(小林幸子)が降りてくる。越後で、歌のキャンペーンでまわって
    いる歌手を寅さんが励ましたことがあるが、その歌手だった。今は売れっ子歌手になっていた。ふたりは再会
    を喜び合う。

    寅さんとポンシュウがバスを待つのが、雲仙地獄の前。
    歌手と出会うのが、温泉街からおしどりの池へ向かう坂道。

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バス停があった場所。     歌手が乗った車が坂道にさしかかる。車が止まり、歌手が降りてくる。

             建築ウォッチング/長崎県小浜町・雲仙温泉

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■雲仙観光ホテル■
昭和10年建造

■九州ホテル■
大正6年建造

■有明ホテル■
AriakeではなくYumei

■雲仙観光センター■