寅さんが歩いた風景
ロケ地あらかると |
佐賀県呼子町、北海道札幌市大通り公園、徳島県鳴門市、
宮城県くりはら田園鉄道、長野県白糸の滝 |
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■佐賀県呼子町 99/9/28取材
『男はつらいよ』が呼子町でロケされたのは、第14作寅次郎子守唄である。
旅する寅さんは呼子の街に入り、呼子湾のほとりでぼんやりしながらアンパ
ンを食べる。そこへ、赤ん坊を背負った男(月亭八方)が現れ湾を横切る渡し
舟に乗り込む。それを、旅館街にある劇場の女(春川ますみ)が見送る。寅さ
と女は、アンパンを食べながら言葉を交わす。
その夜寅さんは男と同じ宿になる。翌朝目がさめると、置手紙があり赤ん坊
が置き去りにされていた。寅さんは途方にくれるが、赤ん坊を背負って柴又
へ帰る。
ロケから25年、旅館街はロケ当時とかなり様子が違っていた。

寅さんは旅館街の一角でアンパンを買う 対岸への渡し舟の船着場
■北海道札幌市大通り公園 06/5/29取材
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『男はつらいよ』第15作寅次郎相合い傘は、函館、札幌、小樽などでロケが行われている。
旅する寅さんは、八戸の駅で謙次郎と知り合い、いっしょに旅する、函館の屋台のラーメン屋でリリーと再会し、3人の旅がはじまる。お金に困った3人は、札幌の大通り公園で、万年筆を売る。 |
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■徳島県鳴門市 99/1/30-31取材
第26作寅次郎かもめ歌のラストは鳴門道路である。
寅さんが柴又で面倒を見ていたすみれ(伊藤蘭)が、函館の青年(村田雄浩)と
結婚の約束をしたことを知り、寅さんは柴又を出て行く。
寅さんが現れたのは四国第1番札所霊山寺の門前、茶店でお茶を飲んでいる。
次に、鳴門道路にかかる橋を渡って、展望駐車場から海の景色をながめる。
そこへ、すみれの故郷奥尻島で知り合ったイカ加工場のおばさん(あき竹城)
の巡礼バスの一行と出会う。寅さんは、おばさんに誘われてバスに乗り込む。
鳴門市の北部を走る鳴門道路は、島を橋で結んでいる。海面からかなり高い
位置に橋がかけられているため、鳴門道路から見る景色は素晴らしい。

四国霊場第1番札所霊山寺の山門 寅さんが眺めた鳴門道路からの景観
■宮城県くりはら田園鉄道 01/5/29取材
第41作寅次郎心の旅路はウイーンでロケされたが、ウイーンにいっしょに
行くはめになった自殺男と出会うのが、旧栗原電鉄、現在のくりはら田園鉄
道である。
寅さんがみちのくの田園の中を走る電車にゆられていると、突然、ブレーキ
がかかり、電車が急停車する。車輪のわずか手前で、男が線路を枕にして横
たわっている。寅さんは、警察での事情徴収を終えた男を宿へ連れて行き、
宴会を開いて勇気付ける。すっかり寅さんが気に入った自殺男は、寅さんと
いっしょに旅がしたいと言い出す。
事前の調査が不十分で、具体的なロケ地は分からなかったが、ロケに使われ
た旧型の電車を見ることが出来た。第3セクター化の時点で、電車から気動
車に車両を変更したため、今は電車は使用されていない。

ロケに使われたM15型電車。 新型の気動車が広い田園の中を走っていた。
■長野県白糸の滝 02/9/20取材
第25作寅次郎ハイビスカスの花のタイトルバックがロケされたのが、
軽井沢町の白糸の滝。この滝は、森の中を快適に走っている白糸ハイラ
ンドウェイという有料道路の途中にある。
寅さんは滝の水に足をつけて、子供のようにはしゃいでいる。その様子
を見ていた観光客の笑いを誘う。遊歩道から茶店にあらわれた寅さんは、
お茶を飲もうとしてカップルの客とひと悶着起こす。
白糸の滝は各地にあるようで、富士宮市の白糸の滝が最もよく知られて
いる。おとずれた日は早朝で観光客はいなかった。映画に出てくる茶店
は昔風の感じであったが、今は建てかえられていた。

木漏れ日をあびる白糸の滝。 茶店は有料道路沿いにある。
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