廃墟の風景

中央本線旧線のトンネル

2014/10/11
K10D/16-45  EOS 5D/24-105
 

■旧大岨(おおそ)トンネル/長野県塩尻市

  国道19号線、「是より南木曽路」の碑の少し北に駐車スペースがあり、ここから川沿いに南へ歩く。
  右手に集落があり、左手に山へ入る細い道がある。この道は旧中山道で、上り口に小さな標識が出ていた。
  上り口からトンネルが見えているが、馬頭観音の石仏の前まで行くとはっきり見える。
  明治44年(1911)の建造から100年以上が経過し、煉瓦がボロボロだった 。トンネルは300mあるそうだが、入口のすぐ先で埋められていた。





■旧権現(ごんげん)トンネル/長野県塩尻市

  国道19号線の桃岡橋には中央本線の鉄橋がオーバークロスしているが、桃岡橋のすぐ北に東へ脇道に入る。
  桃岡集落の民家が切れたあたりの左手に駐車できる広場があり、トイレの建物がある。トイレの左手の草道を進むとトンネルが見えてくる。
  外はまだきれいであるが、内部は崩落が進んでいて、落ちた煉瓦が堆積していた。



■旧上鐘山(かみかねやま)トンネル/岐阜県中津川市

  坂下駅付近から県道6号線を北へ、木曽川にかかる鉄橋付近でガードをくぐり、道が右へカーブするあたりに上り口がある。
    カーブのところにある道を上り、左手に進むと竹林の先にトンネルが見えてくる。

  


石組みはしっかりしている。
入り口付近に、名古屋大学理学部坂下宇宙線観測所と書かれた札があった。今でも観測所として使われれいるのだろうか。

■旧古虎渓(ここけい)1・2号トンネル/愛知県春日井市

  定光寺駅付近から古虎渓駅付近にかけては13のトンネルが残されているが、基本的には立ち入り禁止である。
  その中で、定光寺駅のすぐ南にある1・2号トンネルは立ち入りが容易なようだったので、10分ほどの短時間であったがお邪魔させていただいた。

  県道15号線から城嶺橋(しろがねばし)を渡り左折すると、東海自然歩道の入口があり、このあたりから築堤へ上がる。
  南側に1号トンネル(玉野第一隧道)、北側に2号トンネル(玉野第二隧道)がある。

  
  城嶺橋から定光寺駅を見る。                            ここから築堤へ上がる。


1号トンネル北側。


1号トンネル南側。


2号トンネル南側。


2号トンネル北側。
2号トンネルは両側にビニールのカーテンが設けられている。これは「遮蔽幕」ではないだろうか。
蒸気機関車全盛の時代、トンネル内に進入した機関車から吐き出される煙が逆流して機関士を悩まし、窒息死も発生していた。
列車が通過すると幕を下ろし、煙の逆流を防止するために設置されたものと思われる。


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