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眼鏡橋を撮る
眼鏡橋を初めて撮影したのは1975年秋
の長崎眼鏡橋である。当時は中島川の石橋群
は14橋が健在であったが、1982年の長
崎大水害で倒壊し、今は長崎眼鏡橋、袋橋、
桃渓橋(ももたにばし)を残すのみである。
眼鏡橋を撮るには、文献で眼鏡橋の歴史を
学び、眼鏡橋の所在地を確認することからは
じまる。市町村からとりよせた資料をもとに
県別道路地図にその場所を記入すると、自分
だけの石橋マップができる。
準備万端整えても、現地へ行ってみると眼
鏡橋は簡単には見つからない。熊本県緑川流
域の眼鏡橋には緑色の標識が立っているので
分かりやすいが、他の地域の、それもあまり
知られていない眼鏡橋は見つけるのに時間が
かかる。
しかし、眼鏡橋を探すプロセスも楽しみのひとつである。散々まわり道をして、やっと目標
の眼鏡橋にたどりついたときには嬉しさが倍加する。
眼鏡橋の周辺には、宅地開発や河川改修などにより、眼鏡橋の存在など気にもとめないかの
ような無粋な構築物が増えている。それらを画面に入れずに撮ろうとするとアングルに苦労す
る。
眼鏡橋の場合、20ミリから35ミリくらいの広角レンズで撮ることが多いが、最も多用し
たのは24ミリと28ミリであった。眼鏡橋に思いっきり近づくと、石のぬくもりが伝わって
くる。
[眼鏡橋巡礼]
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