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梨子ヶ平は歴史と山紫水明の地として今に伝えられています。その昔、戦いに敗れた平家
の落人が隠れ家として七つの平に別れて住んだことから、梨ヶ平と名付けられ、現在も当
時の面影を忍ばせています。(梨子ヶ平案内板より)
梨ヶ平をたずねたのは、棚田百選に指定されている棚田を見るためだった。棚田では水仙が栽培されているが、この時期は草ぼうぼうの田んぼになっていて、稲が植えられている水田はわずかだった。
集落への坂道を下っているときに、目に付いたのが屋根の上の櫓だった。変わった建物があるなと思いながら、集落の中に入ってゆくと、普通の民家とは趣の異なる家が並んでいた。狭い道路を入って行く。なんとなく、雅(みやび)な雰囲気がたたよっている。
左手に、庇に恵比寿が座っている家があり、カメラを向けていると、すらりとした奥さんが玄関から出てきた。都会的な感じの人だったので、ちょっとびっくりしたが、「恵比寿がのっかってる家はめずらしいですね。写真を撮ってもいいですか」と言うと、にこやかに、「どうぞ、撮ってください」と返事があった。

もう1軒の櫓のある家。 メインストリート。 恵比寿が座る家。
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