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貝島の煙は消えず

貝島炭鉱専用線


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 ボタ山をバックに菜の花畑を行くコッペル32号(1976/4/24)

 石炭のふるさと筑豊から最後の炭鉱が消えてしまった。

 九州の国鉄線上からSLが完全に姿を消したあとも、筑豊の片隅で煙を上げていた2両のアメリカン・ロコモティブと2両のドイツ・コッペルは、いま、庫の中で静かな余生を送っている。

 「貝島を撮る」ことは、決して心弾むものではなかったが、今となってみれば、ただ、むなしさが残るばかりである。

 四季折々の風景とそこで働いていた人々とともに、貝島の煙は消えることなく、私の心の中で、長い波紋を描きつづけるだろう。

『鉄道ピクトリアル』1977/6月号

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 石仏のある丘から(1975/12/20)       好撮影ポイントだった鉄橋を渡る(1976/1/31)

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 コッペル31号がのんびりと走る、櫻の花咲く貝島の春(1976/4/10) 出庫するアルコ(1976/1/15)

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 六抗駅、中央にアルコをはさんでコッペルが2両(1976/4/24)    アルコに人が乗る(1976/3/6)

 
 貝島炭鉱専用線で
初めて見た雪景色。宮田駅方向に向かって専用線を俯瞰。
 正面に見える大之浦鉱のボタ山も雪化粧。1975/2/20


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