寅さんが歩いた風景 第36作 柴又より愛をこめて 福島県柳津町、静岡県下田市、浜名湖 |
とらやの隣の印刷工場のタコ社長の娘・あけみが結楯生活に不満を持ち、家出。伊豆の下田にいるらしいとの情報に寅さんが連れ戻しに行く。あけみはさくらと名乗ってスナックで働いていた。帰りたくないと駄々をこねるあけみのご機嫌とりにと、寅さんは一緒に式根島に旅をすることにした。
船中、寅次郎は島の小学校の同窓会に帰るという青年たちと知り合い意気投合した。島では青年たちの先生だった真知子(栗原小巻)が笑顔で出迎えた。に一目ぼれした寅さんは、あけみのことなどすっかり忘れて、青年たちに同行。残されたあけみは、ぶっきらぼうな青年の旅館に宿をとる。
寅さんは真知子先生と、あけみは旅館の青年と、島を見物する。ところが、あけみが独身と思われ、純情な青年に突然、プロポーズされびつくり仰天。あけみは柴又へ帰る決心をした。寅さんもやむなく島を後にした。
東京に出てきた真知子は亡くなつた親友の娘に会い、誕生日のお祝いをした。その席上、真知子は娘の父親から遠まわしにプロポーズを受けた。悩む真知子は、島に帰る日に調布飛行場まで見送ってくれた寅さんに、そのことを相談した。意気消沈した寅さんは、柴又に帰り、そそくさと旅に出た。 |
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福島県柳津町 01/5/26 CAMEDIA
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虚空蔵尊
旅する寅さんは、博とさくらに会津の桐下駄を送ろうとするがお金が足りずに肩をすぼめて立ち去って行く。
円蔵寺の参道では、縁日の出店の準備が進んでいる。
タイトルバックのシーンがロケされたのが柳津町。
ここには円蔵寺という古刹があり、柳津はこの寺の門前町として発展してきた町である。
訪れた日は土曜日であったが、円蔵寺はかなりの人出だった。
只見川を見下ろす断崖上に立つ本堂から、石段を下って商店街に入ると、すぐ左手に、
会津桐下駄の小川屋さんがあった。

会津桐下駄の店・小川屋さん。 吊り橋越しに円蔵寺を見る。 山門の石段下が商店街がある。
■ 下田市 02/5/25 CAMEDIA

あけみが寝泊りしていたなまこ壁の家。
弥治川にかかる赤い欄干の橋を渡ったとこ
ろにある。 |

あけみが港でぼんやりしている所へ寅さん
がやってくる。向こうの橋が寅さんが立っ
たみなと橋。 |

あけみが勤めていたスナックのある場所。
寅さんは、長八の案内でここへたずねて
来る。なまこ壁の家もここも弥治川のペ
リーロード沿いにある。 |

寅さんとあけみがしんみりと話をする入田浜。
あけみが、あの島に行ってみたいと指差すの
が式根島。 |
入田浜での会話。
あけみ 「ねぇ、愛ってなんだろう」
寅さん 「あまえも、また面倒なこと、聞くねぇ」
あけみ 「だって、わかんないんだもん」
寅さん 「ほら、いい女がいたとするだろ、な。と、男はそれを見て、ああいい女だなぁ、
この女を大事に俺はしてぇ、そう思うだろ。それが、愛ってもんじゃないか」
あけみ 「どーして、寅さんにお嫁さん来ないんだろう」
■ 浜名湖館山寺港 02/9/26 CAMEDIA

後方の大草山とはロープウェイでつながっている。 |
寅さんは、館山港と書かれた看板の前の、木のベンチに寝転んでいる。そこへ式根島で出会った青年とぱったりと再会。もうひとりの青年と一緒に遊覧船の乗務員をしている。青年たちは遊覧船に乗り、寅さんは港で張子の虎をバイをはじめる。
第36作ラストシーンがロケされたのが、浜名湖の館山寺港。当時は、看板が木製で文字は漢字であったが、真新しい金属製でひらがな文字に変わっていた。
おとずれた時は遊覧船が出た直後だったが、曇り勝ちの天気で待合室の観光客も少なかった。晴れた日に、大草山から浜名湖を見てみたいものだ。 |
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