寅さんは琵琶湖のほとりで、写真を撮っている典子と出会う。典子(かたせ梨乃)
が足を滑らせて腕を脱臼する。それを助けたことが縁でふたりは親しくなる。近く
の民宿に泊まり、お互いのことを話す。典子の腕の具合も少しよくなったので、長
浜の祭りを見に行こうということになり、出かけようとしているところへ典子の夫
が迎えに来たため、寅さんは典子に別れを告げる。
一方、満男は長浜にいる先輩・川井(山田雅人)から祭りを見に来るように誘われ
出かける。そこには川井の妹・菜穂(牧瀬里穂)がいた。出会った当初はぎくしゃ
くするが、やがてふたりは親しくなる。
長浜の祭りへ出かけた寅さんは、満男と菜穂に出会う。寅さんは、菜穂に、満男を
よろしくと短い言葉を残してひとごみ中へ消えて行く。川井のねらいは、満男と菜
穂を結婚させ、満男に長浜へ来てもらい一緒に事業を手伝ってほしい、ということ
だったが、ひとりよがりの兄の言動が菜穂を怒らせ、話は頓挫してしまう。
柴又で満男と再会した寅さんは、典子の様子を見に行きたいので、典子の住む鎌倉
へ連れて行ってほしいと言う。典子の元気そうな姿を遠くから見た寅さんは、再び
旅に出る。 |

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新潟県上越市高田 04/4/29 CAMEDIA
C-5060
プロローグ。
寅さんが雪よけの雁木のある町並みを歩いている。町の一角にあるレコード店の店頭で演歌歌手(小林幸子)が
歌を歌っている。道行く人はあまり興味を示さない。
場面がかわって郵便局の中、寅さんが柴又へのはがきを書いている。そこへ、演歌歌手がやって来る。寅さん
が声をかける。「あんたの歌、とてもよかったよ」と言って歌手をはげます。

上越高田には雁木の町並みがかなり残っている。 |

高田駅前郵便局は様変わりしていた。 |
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新潟県上越市春日山神社 04/4/29 CAMEDIA
C-5060
タイトルバック。
上杉謙信の居城・春日山城跡の麓、春日山神社の鳥居のそばで、寅さん、ポンシュウ(関敬六)、さぶが暦をバイしている。
そこへ武者姿の一団がやって来る。寅さんが冗談を言いながら手相を見る。暦を買わずに行こうとする武者をさぶが追いかけ、鎧をひっぱって壊し騒動になる。
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■ 滋賀県菅浦 02/5/23 CAMEDIA
E-100RS 関連ページ
かくれ里紀行/菅浦
琵琶湖湖畔の朝、典子が朝食代わりのサンドイッチを食べていると、寅さんが通りがかり、「景色の
いいところで食べると、うめぇだろ」と声をかけ、典子はにっこりうなづく。
2度目にあった時の寅さんと紀子の会話
寅さん「何写すんだい、水ばっかりで何もありゃしねぇじゃねぇか」
典子 「何もないからいいのよ、ただ水と光だけ」
寅さん「へぇー、そういうもんかね。大変だね、この道楽も金がかかって」
典子 「まるで爪に火をともすように節約して、レンズ買ったりカメラ買ったり」
寅さん「ふーん、車に乗って一年中旅暮らしか」
典子 「一年中だなんて、そんなことできたらどんなにいいだろう。現実はね、
せいぜい一週間よ。でもね、この一週間のために一年があるの」
その直後、典子がころんで腕を脱臼する。
寅さんは、近所の整骨院へ典子を連れて行き、脱臼を直してもらう。
その日は、近くの民宿に泊まる。寅さんの楽しい話に、会話も弾み、典子は元気を取り戻す。

寅さんと典子が出会う海岸。 寅さんと典子が泊まった民宿。
■ 滋賀県長浜 02/5/24 CAMEDIA
E-100RS
菜穂は満男に寝顔を見られたことに腹を立てる。
満男を連れて長浜の町を案内するが、ふたりはぎくしゃくして、会話もかみ合わない。
やがて、ちょっとしたきっかけで菜穂の機嫌が直り、ふたりは親しくなる。
菜穂 大通寺。真宗大谷派のお寺です。お寺に興味ありますか。
満男 別に。
菜穂 あそこに見えるのが加賀の千代女の歌碑です。そばで見たいですか。
満男 あ、誰だっけ、加賀の千代女って
。
菜穂 知らないんなら、見てもしゃーないわ。

満男と菜穂が歩いた大通寺山門と白壁の塀。 |

大通寺境内の加賀千代女の歌碑。 |
手をあげよ
おなじ
流れに
すむ蛙
日かげの
わらび
腰を
のしかね
このように
8行に分け
て、書かれ
ている |

満男と菜穂が喧嘩別れする橋。ふたりがお茶を飲む店。 この付近で満男がつまずく。 |
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江ノ電鎌倉高校前 02/9/24 CAMEDIA E-100RS
寅さんは、満男の運転で、鎌倉へ典子の様子を見に出かける。
車の中から、元気そうな典子の姿を見て、安心してその場を立ち去る。
そして、江ノ電鎌倉高校前駅のホームで満男と別れて旅に出る。
満男 宮典子さんて、きれいな人だな。琵琶湖のほとりであんな人に恋をしていたのか、おじさんは。
寅さん そんなことしてねぇよ。ただぼんやりとながめてただけだね。
満男 きれいだと思ってかい。
寅さん そりゃそうだよ。
満男 それが恋っていうもんじゃないのか。
寅さん うるせぇな。

寅さんが腰掛けたベンチでは高校生がケイタイに夢中。国道を介して七里ヶ浜海岸。江ノ島が見える。
拝啓、車寅次郎様。
おじさん、ぼくはこの頃、おじさんに似てきたと言われます。
言う人は悪口のつもりなんだけど、ぼくには、それが悪口に聞こえないのです。
おじさんは、他人の哀しみや寂しさをよく理解できる人間なんだ。
その点において、ぼくはおじさんを認めているからです。
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長崎県雲仙温泉 01/7/3 CAMEDIA E-100RS
第47作拝啓車寅次郎様のラストシーンは、雲仙温泉でロケされた。普賢岳の大噴火で、雲仙温泉も温泉客が
激減し大きな打撃を受けた。ロケが行われた1994年は、噴火もおさまっていた。
雲仙温泉でバスを待つ寅さんとポンシュウ(関敬六)。待ちくたびれたふたりは歩き出す。そこへ、のぼりを立
てた車が通り過ぎ、停車すると車の中から女(小林幸子)が降りてくる。越後で、歌のキャンペーンでまわって
いる歌手を寅さんが励ましたことがあるが、その歌手だった。今は売れっ子歌手になっていた。ふたりは再会
を喜び合う。
寅さんとポンシュウがバスを待つのが、雲仙地獄の前。
歌手と出会うのが、温泉街からおしどりの池へ向かう坂道。

バス停があった場所。
歌手が乗った車が坂道にさしかかる。車が止まり、歌手が降りてくる。
建築ウォッチング/長崎県小浜町・雲仙温泉
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■雲仙観光ホテル■
昭和10年建造 |
■九州ホテル■
大正6年建造 |
■有明ホテル■
AriakeではなくYumei |
■雲仙観光センター■ |
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